このページではタブオーナーシップのセッションの概要についてご説明します。
タブオーナーシップの概要
セッションを開始したユーザーが「ホスト」と呼ばれる役割を担います。
セッションの参加者は新しいタブでURLやファイルを共有して表示することで、自分のタブの「タブオーナー」となることができます。
ホスト
一般的には、セッションを開始したユーザーがホストになります。
ホストは、どのタブをアクティブにするか選択し、タブを切り替える権限を持ちます。
上の画像は、オペレーター「OceanBridge」がホストとなり、自分のタブを表示しているときの例となります。
セッション内のホストが誰であるかは、左端のアバターもしくはアイコン内のイニシャルでわかるようになっています。
スペースの場合、そのスペースのオーナー(スペースを作成したオペレーター)が一般的にはホストとなります。
もしもスペースのオーナーが不在の場合には、ホスト資格のあるメールアドレスを保持している参加者がホストとなれます。
どのメールアドレスを保持している参加者にホスト資格があるかは、あらかじめ決めておくことができます。
スペースでは、現在のホストがセッションから退出する場合にも、代わりの参加者にホスト権限を渡しておけば、セッションは持続されます。
また、ホスト資格のある参加者がいる場合には自動的にホスト権限が移動します。
その他、スペースや許可制を有効にしたセッションではホストが参加者の許可・拒否を行う権限を持ちます。
参加者の許可・拒否は左のサイドバーの参加者一覧から可能な他、通知メッセージからも可能です。
タブオーナー
タブオーナーシップのセッション内ではすべての参加者が新しいタブを開くことができ、そのタブを開いた参加者がタブオーナーとなります。
自分が開いたWebページのCookieは自分のブラウザ内にのみ残るため、よりセキュアでプライベートなコブラウズ体験が可能になります。
参加者は「+」アイコンをクリックして、以下のうちのどれかの方法で新しいコンテンツを開くことができます。
- コブラウジングしたいページのURLの入力
- デスクトップなどの画面共有の開始
- ファイルのアップロード
各タブの左端にはアバターが表示され、誰がそのタブのタブオーナーなのかがわかるようになっています。
上の画像では、左のタブはオペレーター「OceanBridge」がオーナーであり、右のタブのオーナーは参加者の一人「海橋太郎」であることを示しています。
他の参加者が新しくURLなどを開いたり閉じたりするのに、操作権を要求する必要はありません。
また、自分のSurflyタブがアクティブになると、そのタブオーナーは即時にコンテンツを共有してるエリアの操作権を握れる他、自分が開いた他のSurflyタブであれば自由に切り替えることができるようになります。
タブオーナーがセッションから退出すると、その人が所有していたタブはインアクティブになり、ホストからもアクセスすることができなくなります。
タブの操作権
タブオーナー以外の参加者にタブ内操作を許可するかどうかは、オプション設定[セキュリティ]‐[participants_can_request_to_interact:]にて制御できます。Trueの場合、自分がオーナーのタブの操作権を別の参加者に付与したり、他の参加者がオーナーのタブの操作権をタブオーナーに要求することができるようになります。
操作権の付与・要求を要求するには、右上の操作パネルからカーソルアイコンをクリックしてください。
[操作権の要求]
参加者がタブへの操作権を要求すると、タブオーナーは操作権の付与を許可するか拒否するか選択することができます。
[操作権の付与]
自分がオーナーのタブでは、同じ操作権アイコンから操作権の付与を行うことができます。
クリックすると、下記のように現在の自分以外の参加者のリストが表示されますので、その中から参加者を選択して操作権を付与します。
※タブの操作権を渡すと、そのタブオーナーが所持しているすべてのタブの操作権を許可することになります。ご注意ください。
※他の参加者に操作権を渡した後も、タブオーナーが同じ操作権アイコンをクリックすることで、操作権を取り戻すことができます。
タブオーナーシップのセッションで可能になること
タブオーナーシップを採用したセッションでは、自分の開いたURLのタブの操作権を持つだけでなく、タブオーナー以外の参加者に対してマスキング設定が反映されるため、セキュアに個人情報の入力なども行えるようになります。
その他、複数の参加者が同時に画面共有を開始し、画面共有のタブを簡単に切り替えながらコラボレーションを行うなど、セッション内での使い方の幅をより広げることが可能です。