2022年10月14日以降、スペースのリリースと併せてタブオーナーシップのセッションが正式に利用可能となりました。
このページではタブオーナーシップのセッションの概要についてご説明します。
タブオーナーシップをご利用の前に
「開始」タブから開始するセッションやインバウンドセッションでタブオーナーシップをご利用になりたい場合、ダッシュボードオプションの設定で[セッション機能]-[tab_ownership_enabled:]が有効になっていることを確認してください。
スペース内では自動でタブオーナーシップが適用されるので、設定オプションの変更などは不要です。
タブオーナーシップの概要
タブオーナーシップのセッション内では、セッションを開始したユーザーが「ホスト」と呼ばれる新たな役割を担います。
セッションの参加者は新しいタブで違うURLやファイルを共有して表示することで、自分のタブの「タブオーナー」となることができます。
ホスト
一般的には、セッションを開始したユーザーがホストになります。
ホストは、どのタブをアクティブにするか選択し、タブを切り替える権限を持ちます。
また、そのタブに対して操作を行う権限がない場合には、操作権をそのタブのタブオーナーに要求することが可能です。
上の画像は、オペレーター「OceanBridge」がホストとなり、自分のタブを表示しているときの例となります。
セッション内のホストが誰であるかは、左端のアバターもしくはアイコン内のイニシャルでわかるようになっています。
スペースの場合、そのスペースのオーナー(スペースを作成したオペレーター)が一般的にはホストとなります。
もしもスペースのオーナーが不在の場合には、ホスト資格のあるメールアドレスを保持している参加者がホストとなれます。
どのメールアドレスを保持している参加者にホスト資格があるかは、あらかじめ決めておくことができます。
スペースでは、現在のホストがセッションから退出する場合にも、代わりの参加者にホスト権限を渡しておけば、セッションは持続されます。
また、ホスト資格のある参加者がいる場合には自動的にホスト権限が移動します。
その他、スペースや許可制を有効にしたセッションではホストが参加者の許可・拒否を行う権限を持ちます。
参加者の許可・拒否は左のサイドバーの参加者一覧から可能な他、通知メッセージからも可能です。
タブオーナー
タブオーナーシップのセッション内ではすべての参加者が新しいタブを開くことができ、そのタブを開いた参加者がタブオーナーとなります。
自分が開いたWebページのCookieは自分のブラウザ内にのみ残るため、よりセキュアでプライベートなコブラウズ体験が可能になります。
参加者は「+」アイコンをクリックして、以下のうちのどれかの方法で新しいコンテンツを開くことができます。
- コブラウジングしたいページのURLの入力
- デスクトップなどの画面共有の開始
- ファイルのアップロード
各タブの左端にはアバターが表示され、誰がそのタブのタブオーナーなのかがわかるようになっています。
上の画像では、左のタブはオペレーター「OceanBridge」がオーナーであり、右のタブのオーナーは参加者の一人「海橋太郎」であることを示しています。
従来のセッションと違い、他の参加者が新しくURLなどを開いたり閉じたりするのに、操作権を要求する必要はありません。
また、自分のSurflyタブがアクティブになると、そのタブオーナーは即時にコンテンツを共有してるエリアの操作権を握れる他、自分が開いた他のSurflyタブであれば自由に切り替えることができるようになります。
タブの操作権
ホストが、ある参加者のタブを選択してアクティブにすると、そのタブ内ではタブオーナーが即座に操作権を獲得し、インタラクションを行うことができます。
他の参加者は誰もタブ内を操作することができません。ただし、ホストに限ってはタブオーナーから操作権を一時的にもらうことができます。
操作権を要求するには、右上の操作パネルからカーソルアイコンをクリックしてください。
ホストがタブへの操作権を要求すると、タブオーナーは操作権の付与を許可するか拒否するか選択することができます。
※注意点:タブの操作権を渡すと、そのタブオーナーが所持しているすべてのタブの操作権を許可することになります。ご注意ください。
ホストに操作権を渡した後も、「左側に表示される参加ユーザーのサイドバーから」か、操作パネルのカーソルアイコンをクリックすることで、操作権を取り戻すことができます。
サイドバーから操作権を取り戻すには、「ホストが自分のタブの操作権を握ることを許可」横のアイコンをクリックしてください。
タブオーナーシップのセッションで可能になること
従来のセッションでは、セッション内でフォロワーから新しいURLを開いても、Surflyの中継サーバーを通してリーダーのブラウザからコブラウジングを行いそれをフォロワーと共有する形だったため、
その新しいURLでフォロワーがパスワードなどの個人情報の入力を行うにはセキュリティ的な問題がありました。
タブオーナーシップを採用したセッションでは、自分の開いたURLのタブは自分がリーダーのようになれるため、セキュアに個人情報の入力なども行えるようになります。
その他、複数の参加者が同時に画面共有を開始し、画面共有のタブを簡単に切り替えながらコラボレーションを行うなど、セッション内での使い方の幅をより広げることが可能です。